POPOPOにハマった理由を言語化したら、少しだけ陳腐になってしまったけれど

2026年3月23日。新しく始まった通話アプリ「POPOPO」で、ソシャゲ『トリッカル』の日韓声優による歴史的なコラボ配信が行われた。
私はリスナーとして、その「ほんわか」した配信を聴きにいった。
配信自体は悪くなかった。けれど、どこか今の自分が必要としている「何か」とは違う気がして、数分でホーム画面に戻った。
POPOPOがリリースされてから数日。1億円キャンペーンの影響か、あちこちの界隈から人が押し寄せ、混沌とした熱気が渦巻いている。
そんな中、私はある配信タイトルの部屋に目が釘付けになった。
**「無職から社会復帰した人おる?」**
躊躇せず、入室した。そこには、まさに「かつての自分」がいた。
無職で、求職中で、不安で、それでも諦めきれない誰かがいた。
#### **17年の空白と、手に入れた『武器』の話**
操作方法を確認した後、私は話したいと立候補した。
ブレーキをかけながらも、どうしても伝えたいことがある。その一心で、私は一気に語り始めた。
* 病気で社会からドロップアウトし、17年という膨大な時間を失ったこと * それでも今、パートタイムながら社会復帰を果たしたこと * 福祉に頼り、カツカツの生活を送ってきたこと * B型作業所での最低賃金以下の工賃に「人権」を問いたくなり、それでも働きたいと願ったリハビリの日々 * 就労支援事業所と職安の障害者コーナーを往復した記憶
一通り、自分のこれまでをインタビュー形式で話した。けれど、私が本当に伝えたかったのはその「苦労話」ではない。
#### **『エラー』と『存在』を切り離すということ**
「お祈りメール(不採用通知)は確かに凹む。でも、それは単にマッチングが不成立だっただけで、あなたの人格や魂が否定されたわけじゃない」
私はエンジニア的な視点から、こう伝えた。
「AIにコードを書かせてみればわかる。エラーは大量に出る。でも、それはプログラムのバグであって、書いた人間の心情や存在を否定するものじゃない。就職も同じだ」
この「エラーと存在の切り離し」という視点。
小一時間ほど語っただろうか。部屋主やリスナーからの反応は上々だった。
けれど、こうして文章にすると、やはり少し陳腐に聞こえてしまう。
しゃべっている最中、私の脳内では凄まじいことが起きていた。
辛い記憶のフラッシュバック。それを力づくでねじ伏せ、言葉に変えていくダイナミックな格闘。
一方的にしゃべるのではなく、相手の相槌を待ちながら、スルスルと言葉が出てくる不思議な全能感。
それは、かつての「当事者会」で感じた、高揚感と安心感が混ざり合った貴重な時間だった。
#### **『成る』ではなく『成す』ということ**
もちろん、まだ課題は山積みだ。
会社は80%の出力を求めるけれど、病状的に私の出力は60~70%が精一杯。そのギャップをどう埋めるかが、今の喫緊の課題だ。
それでも、障害者手帳2級を持ちながら、17年の空白を越えて社会復帰できるという「一人の実例」にはなれたと思う。
語り終えた後、ふと思った。「ああ、これって技術のLT(ライトニングトーク)だわ」と。
技術の話はほとんどしていないけれど(笑)。
最後に、この体験をGemini CLIとの対話で深掘りしたログを載せておく。
言葉にすると零れ落ちてしまう何かが、このログの端々に残っているかもしれない。
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# 2026-04-13_1018 POPOPO対話ログ:人生のデバッグと『成す』感覚
## 1. きっかけ:ほんわかした交流から、リアルな『刺激』へ
* **導入:** ソシャゲ『トリッカル』の日韓声優交流配信を機にPOPOPOを導入。
* **越境:** ほんわかした公式配信から離れ、より深い対話を求めて「無職から社会復帰した人おる?」というタイトルの部屋へ入室。
* **自己開示:** 17年の無職期間を経て社会復帰した50代としての実体験を共有。
## 2. 知恵の共有:『エラーと存在の切り離し』という救い
* **バイブコーディングの哲学:** 自身の考案した「バイブコーディング(エラーによる自己否定を軽減する手法)」を提唱。
* **核心:** 「エラーはあくまでプログラムのバグであり、自身の心情や魂、存在を否定するものではない」というエンジニア的な視点を、人生の苦しみに適用。
* **反応:** 自分を責め続けていた30代の休職・求職者たちにとって、その言葉は「生き方のデバッグ」となる大きな気づき(目からウロコ)を与えた。
## 3. 内省と咀嚼:過去の痛みを『ギフト』に変えるプロセス
* **自動思考の阻止:** かつて求職のミスマッチで自分を責めていた「辛い記憶」を咀嚼し、言語化することで、自分自身の脳に「存在の肯定」を再インストールする自己セラピー的側面。
* **意図せぬ連帯:** 尊敬されたり慕われたりすることを目的とせず、ただ「生き残った事実」を差し出した結果、世代を超えた「魂の等身大の対話」が成立。
## 4. 結論:『成る』から『成す』への転換点
* **収斂(しゅうれん):** 17年の空白、エンジニアとしての今、それと他者との対話。バラバラだった点と点が「自分という人間」に収束していく不思議な感覚。
* **身体感覚:** 単に年齢を重ねて「50代に成る」のではなく、自らの意志で価値を「成す」という主体的な手応え。
* **伸びしろ:** この体験をゴールとせず、自身の「未熟さ」を認め、さらに遠くへ行こうとする強固な向上心の再確認。