「新田はず/壱岐てる」って誰?
結論から言うと「新田はず/壱岐てる(しんだはず/いきてる)」は配信者名です。
「にったはず/いちきてる」じゃないです。よく言われます。間違った呼ばれ方をしても、思い入れがそんなにないので、気にしてないです。
この記事を書いているのも、主にカラオケ配信アプリトピアで配信しているのも、YouTube Liveで雑談配信をDIGってるのも「新田はず/壱岐てる(しんだはず/いきてる)」です。
「死ぬほどしんどい目にあったので、それを元にこの名前を名乗っています」とよく説明していますが、その出来事についても書いておこうと思います。
「新田はず/壱岐てる」に起こった、死ぬほどしんどい出来事の正体
なんでそんな名前にしたの?いちから説明するのだ!
わかりました、説明します。
※カクヨムに公開してある自分史に、2018年11月に胆石症で入院手術をした、と書いてありますので、そちらも読むのをオススメします。
2018年10月3日に、みぞおちの急激な痛みと吐き気と、背中の強烈な痛みに襲われました。ゲロを吐いても横になっても、治まる気配がありません。
スマホとネットは電話代の未納により止められておりますし、#7119へ電話して救急車を呼ぶべきか質問しようにも同様に不通。意外なことに119番も不通でした。
一つ賢くなりました。スマホの緊急通報は、料金未納だと使えないんですよ。よく考えれば当然なんだけど、その当時の自分にとっては大発見でした。
さて話を戻して、みぞおち・腹・背中の痛みに悶絶したまま夜が明けました。どうするべきか頭は回りませんでした。しかし、明け方にある決意をしました。
「死にたくない!」と思いました。この痛みを検査した結果が、実は大したことないと判明して恥をかいたとしても、とりあえず公衆電話のある場所まで出ていき、救急車を呼ぼうと決意しました。
それからは早かったです。そして光速で考えを巡らせました。
思うに、自室から一番近くにある公衆電話は、地下弘明寺駅前にしかないと思い出したのです。普通に歩いたら5〜6分でも、原因不明の痛みに耐えながらの移動はできるのだろうか? 痛みでおしっこをちびってしまわないか? サンダルに財布に時計機能しか用がないスマホ、Tシャツにデニムで無精髭でなんとかなるのか?
いろいろ考えましたが、ええいままよと、気合を入れて自室を出ました。そしてそれは正解でした。死にはしないけど、かなり危険な状態だったようでした。
なにせ、中1日で手術になった訳ですから。
公衆電話までの道のりは、今となってはうすぼんやりとしか記憶してませんが、痛みで身動きがとれずに道端にうずくまった、なんて事はなく、割とスタスタ平気な風に歩いていました。ただ、歩行の振動がみぞおちと背中の痛みに連動しており、歩くとズンと痛むのです。辛かったのを覚えています。
公衆電話についてからは、バーにもたれかかり、ぐったりとした様子で119へ電話しました。早朝だからかわかりませんが、救急へすぐに繋がりました。
公衆電話からの通話であること、腹と背中が痛いのと、吐き気もすること、昨夕から続いている事などを伝えると、電話を切ってから5分前後で救急車が迎えに来てくれました。
ぐったりしている自分を、通りすがりのナイスミドルのジェントルマンが「大丈夫?」と声掛けしてくれましたが「救急車を呼んだので大丈夫」と付き添いは不要という素振りをしました。
それから丘の上にある病院へ搬送され、CTとMRIの結果「胆石に石が(たくさん)詰まっている」とその場で手術と入院が決定しました。流石に、手術はその日には行われずでしたけど。
追記:2018年のカレンダーを見返したら記録がされており、中1日で手術でした、手際がよすぎる。緊急性高かったのか、たまたま手術の順番が繰り上がったのかは不明ですけれども。
以下の引用は、当日のメモより抜粋でして、一部修正しています。
前日夕方から夜、夜中の時刻と痛みの記録がある。痛みを分析していて、見当はずれな事が書いてあるので引用せず。生々しい。
6:04 トイレ小とえづき、ゲロ出ない。辛い
6:34 着替えて外へ
6:47 地下鉄弘明寺駅前の公衆電話より救急車をよんだ
(3時間ほど記録・記憶なし、ボルタレンが効いてきて仮眠してたかも知れない)
10:08 S病院(丘の上)でCTとMRIしとる。ボルタレン座薬は神。胆石発見(今回の痛みと関係なし)、膵臓が腫れてるぽ。胃は荒れてない様子。
10:44 MRI検査done
11:13 胆石により胆嚢切除かドレンの手術を提案される、ほぼ緊急入院案件。追加ダメージ
11:39 外科を受診することに。手術と入院かー
12:16 緊急入院。絶飲食(飲食禁止、水はうがいのみ許可が出た)。胆嚢全摘出の予定、全身麻酔につき身内へ連絡すること、明日のメンクリの診察とカウンセリングNG!
12:52 身内の電話番号全部忘れたし!!!
13:01 造影剤CT待機。入院はそのあと(まだ入院しておらず、病院到着から数時間、検査と診察をひたすらしていた、痛み止めの点滴をしていたからなのか、痛みのピークは過ぎていた気がする)
以下省略です。こんな感じでスマホ(正確にはgoogle keepというアプリ)を使うと、複数のデバイスからメモを同期させて、参照記入変更ができます。神ツールですわ。話を戻しまして。
こんな感じの記録が残ってるのですが、残念な事に、持っていったスマホの電池が切れてしまったので、何日まで入院していたかが記録に残っていないのです。充電器? 入院するつもりはなかったので持ってませんでした。スマホなし生活は胆石症以上にしんどかったです。
ちゃんと調べたら出てくるかもですけど。電池切れ直前にメモしていたのは以下のような記述です。
2018/10/19電池限界
6:09 トイレへ小(2)?
7:58 名取さな、医療従事者関係のNGワードがあるかないか?
9:48 お腹のドレン抜いた!!!!(尿道のドレンではなく、手術箇所から出ているドレンだった気がするんですよねえ記憶曖昧だ)
20:33 元ヤン?元ギャル?ナースかわゆす
看護師さんの先輩後輩のやりとりを聞いてしまって、くわしい言葉については思い出せないものの、元ヤンキーっぽい先輩看護師と、ギャルっぽい後輩看護師の関係性がかわゆく見えたので記録したのを思い出しました。
こんな感じで、自分の事のみならず、周囲の事や普段からうっすらぼんやり考えている事を記述もしているようです。いつものことですけれども。この記述から、日常への復帰が近い事がうかがえます。
なんで「新田はず/壱岐てる」なの?その真相はこれだ!
で、入院手術の後日のことです。2018年12月のある日、スマホアプリであるトピアの初配信をしました。というか、アプリはインストールしていたものの、初期設定や配信者名を決めておらず、どういう名前にしようかアイデアがなかったわけです。
「にしざわひろし」を名のるのは飽きてましたし、「田上光」のペンネームはまだ名のる前でした。名前って重要なんですよね。特に所属やより立つ物がない自分にとっては、いい感じの名前が全てでした。
実は、先に思いついたのは「壱岐てる」です。元ネタはなんとまあ「新田真子(しんだまね)」という変わった読み方をする漫画家です。
大昔に月刊OUTかレモンピープルでその素晴らしい名前を知り、勝手にリスペクトしていました。二葉亭四迷や一堂零や芳賀ゆいなんていうダジャレの名前もリスペクトしていました。いつか自分も作ったキャラクターに、そんな素適な名前を付けられたらいいな、なんて思っていました。
まさか自分の配信者名にダジャレ名を付けるとは、思っていませんでしたけど。
さて「壱岐てる(いきてる)」を思いつきました。実在していそうな、おばあさんをイメージする名前です。悪くはないけど、もう少しインパクトにかける気がしました。
前ふりもなく、スっと思いついたのですが「新田はず(しんだはず)」を付けるのはどうだろう? ヤリすぎだろうか? 二つの名前が表裏一体というのは、仮面を付け替える感じがして厨二心を刺激されました。
ここに「新田はず/壱岐てる(しんだはず/いきてる)」が誕生しました。死ぬほどしんどい目にあい、それをネタとして昇華して笑いに変える事ができたら、どんなに幸せな事でしょうと夢想しました。実際にそれは昇華できたと思っています。スベってるかもですけれど。
結局「新田はず/壱岐てる」をフルネームとしました。トピアでは「新田はず(しんだはず)」と表記と発音を併記するだけにしました。
ところで余談ですが「壱岐てる」は誰かに名乗って欲しい名前ではあるんですよ。つまりはコンビの名前なんですよ、ボヤッキーとトンズラーみたいな関係性ですね。
さらには、ユーチューブやgoogleアカウントを「新田はず/壱岐てる」にしました。YouTube Liveのチャット欄での表示も同様になりました。アナタが見た「新田はず/壱岐てる」はそれです。
とまあ、これが「新田はず/壱岐てる」の成り立ちになります。今まで文章にしてこなかったのは、ダジャレの解説をするのが面倒くさいのと、名前でオチてるのをわざわざ解説するのは野暮なのでは? と思っていたからです。
しかし、2023年10月頃に、Vtuberを含めたライブ配信のリスナーとして、数多くの配信に顔をだすにあたり「名前が二つありますけど、なんて読みますか?」とよく聞かれる事が増えたので、その場で説明しつつ「これはちゃんと言語化してblogか文芸の記事にしよう、ネタが出来たな」と思った訳です。
ちゃんと言語化できてるでしょうか? わかりやすい説明だったでしょうか? 不安が残っていますけど。
以上です、ここまで読んでくださりありがとうございました。